碧の森で 目を覚ます記憶
胸のケモノが 闇の中あざ笑うよ
巡る意志の中 傍にいて白き人よ
輝きをもたらして
今すぐにこの渇き潤して
この目に映るものは
遠い日の真夏の陽炎
空には血潮に翳る月夜
遥かな時を越えた
貴女の命を愛した
今夜だけは 譲れない
紅色の 夜半の月明かり
微かに浮かぶ 遠い日の蜃気楼
溜息のように 舞い降りた白き人よ
輝きをもたらして
今すぐにこの渇き潤して
甘くとろけるような
ほのかな血の香に誘われ
平穏な日常に終焉告げる
目覚めた記憶遥か
彼方で何かが始まる
語り継がれる 刻の中で…
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